描きたくなるしかけがいっぱい。一緒につくる絵本

『くろくんたちとおえかきえんそく』(なかや みわ/さく・え、童心社)は、『クレヨンのくろくん』シリーズのスペシャルバージョン。 

なんと、クレヨンでたくさんお絵かきできてしまう絵本です。


娘は買ってすぐこの本で遊んだわけではなく、しばらく本棚においてありました。


おばあちゃんと一緒に留守番してもらったとき、帰ってくると、絵本ができあがっていてびっくり。二人でワイワイ、描きあいっこしながら、完成させたようでした。
「いいのができたね!」と最初から一緒に読んで、楽しみました。


書きこみ歓迎!の本ってなんだか愉快、痛快。


作者のなかやみわさんは、『「絵を描くこと」を本当に心から楽しめる時期は、人生の中でも、ほんの一時にすぎないのだと気がつきます。その時期こそが、子ども時代ではないでしょうか?』という思いで、この絵本を企画したそうです。


描きたいときに描くよろこび。大人も触発されます。

 

写真では残せないものが「本」という形で残る。将来、自分の絵を見て、どんなふうに感じるのかな? そんな楽しみもある『くろくんたちとおえかきえんそく』です。 


(松井/記)

ことば×からだ☆おやこ絵本ワークショップ

イシス子ども編集学校による親子向け絵本ワークショップ。 絵本づくりワークや言葉遊び、手遊びを通して、ことばとからだをのびのび、いきいき、育てます。 《絵本の読み方が広がる 親子の会話が変わる》