小さな絵本屋さんで、おさるのジョージと出会う

『ひとまねこざる びょういんへいく』

マーガレット・レイ 文 H.A.レイ 絵
光吉 夏弥 訳 岩波書店


じょーじは、かわいい こざるでしたが、ただ、とても
しりたがりやでした。


キャラクターとして世界的に有名なおさるのジョージ。

はじまりは絵本『ひとまねこざる』シリーズです。
なかでも我が家で人気なのが、この『びょういんへいく』。
パズルの一片を飲み込んでしまったジョージが、病院で診察をうけ、
なんと入院、手術をすることになります。
元気になったジョージは病院で大騒ぎを引き起こします!


一見、表紙は古風。
けれど、お話はうんと奇想天外で、予想を超えたジョージのいたずらっぷりに、
何度読んでも笑いが起きます。


この本と出会ったのは、奈良の佐保川沿いにある“ゆりゆりブックス”という小さな絵本屋さんです。

子育てがひと段落した“ゆりゆりさん”のセレクトした絵本が、
表紙が見える形で売られています。



6歳の長女は一度行ったらすっかり覚えて、幼稚園がお休みの日になると
「ゆりゆりさんに行きたいな」と言うようになりました。


流行の絵本だけでなく、古き佳き絵本、めずらしい科学絵本まで。
「この本、うちにあるよ!」
既に持ってる本を見つけても、子どもたちはうれしそうです。
「自由に見てね。ゆっくり読んでいってね」と優しく声をかけてもらえると、
大人もほっとします。


ゆりゆりBOOKS 白い壁に赤いひさし。
絵本の中のお店のようです。



新刊本と古本の両方が扱われていて、古本は手軽な価格で買えることも
ありがたいです。


ゆりゆりブックス
オープン 土曜・日曜(第2金曜営業・第2土曜休み)
12:00~18:00
奈良市北袋町32-6


(松井/記)

ことば×からだ☆おやこ絵本ワークショップ

イシス子ども編集学校による親子向け絵本ワークショップ。 絵本づくりワークや言葉遊び、手遊びを通して、ことばとからだをのびのび、いきいき、育てます。 《絵本の読み方が広がる 親子の会話が変わる》